第22回 R1200ST シート
今回取り上げるのは、R1200RT と ST である。ここでは装備品が多い R1200RT をメインに、通称 PDI (Pre-Delivery-Inspection:納車前点検) 作業に加えて、新規採用されたメカやディテール、メインテナンス情報をできるだけ分かりやすく解説していく。オーナーおよびオーナー候補の方々も参考にされたい、ディーラーメカニックだけが知り得るニューモデルの細部を紹介していこう。
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座面が旧 RS やSより平面なので着座位置の自由度が高い。日本仕様はローシートが標準だが、クッションが薄め。足つきに差し支えなければオプションのハイシートをすすめる。ヒーターのオプション設定はない。表皮も RT とは違う。
フロントシート高は旧 RS の3段階から2段階調整式になった。高さ調整は車体側のシャフトの位置を差し替える。
前項の作業と同時に、シート裏のゴムブロックの差込み位置を変えることで 20 ミリ上下する。
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