第19回 R1200ST 外装系 その1
今回取り上げるのは、R1200RT と ST である。ここでは装備品が多い R1200RT をメインに、通称 PDI (Pre-Delivery-Inspection:納車前点検) 作業に加えて、新規採用されたメカやディテール、メインテナンス情報をできるだけ分かりやすく解説していく。オーナーおよびオーナー候補の方々も参考にされたい、ディーラーメカニックだけが知り得るニューモデルの細部を紹介していこう。
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ヘッドカバーの色やオイルレベルセンサーの有無等わずかな違いがあるが、エンジンからリアホイールまでとフロントホイールは RT と基本的に共通。
ST にはいわゆるハーフカウルのみ。旧 RS のようにフルカウルバージョンはない。ハーフカウルとはいえ、シリンダー冷却後の熱気が足に当たらないように工夫されている。
カウルの下部がビス一本で外れる。これだけで同調の点検やミッションオイルの交換ができるので便利。
サイドカウルを外してみよう。RT と比べると手間はかからない。旧 RS や R1100S とよく似た外し方である。
片側ビス9本で外れる。左右外せば大抵のメインテナンスができる。
RT のフューエルフィルターは GS と同じくタンク内にあるが、ST は外部に露出している。エアフィルターは RT と同じ位置なので右のカウルを外す。
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