第8回 R1200RT ホイール
今回取り上げるのは、R1200RT と ST である。ここでは装備品が多い R1200RT をメインに、通称 PDI (Pre-Delivery-Inspection:納車前点検) 作業に加えて、新規採用されたメカやディテール、メインテナンス情報をできるだけ分かりやすく解説していく。オーナーおよびオーナー候補の方々も参考にされたい、ディーラーメカニックだけが知り得るニューモデルの細部を紹介していこう。
分解レポート 詳細をチェック
細いスポークのホイールは新作。リムサイズは 3.50-17。タイヤサイズは 120/70-ZR17。
フロントホィールのエアバルブはメンテしやすいようにスポーク部側面に設置された。タイヤ空気圧は冷間でフロント 2.2、リア 2.5 (単位Bar)。タンデムでは 2.5 と 2.9。
リアホイールも軽量設計。リムサイズ 5.50-17、タイヤサイズは 180/55-ZR17。
リアホイールボルトは5本止め。旧 RT の 17 ミリ六角から T50 トルクスになり、ネジ径は一回り細くなった。締め付けトルクは 60NM。
ホイールは伝統にしたがってアルミ鍛造。前後とも大幅に軽量化されている。メーカーはマークを見ておわかりのように、ブレーキと同じブレンボ社製。
分解レポート R1200RT・R1200ST編 メニュー
- 【前の記事へ】
第7回 R1200RT サスペンション - 【次の記事へ】
第9回 R1200RT ブレーキ
関連する記事
-
R1200RT・R1200ST編
第18回 R1200RT テスターチェック
-
R1200RT・R1200ST編
第17回 R1200RT パニア&キャリア
-
R1200RT・R1200ST編
第16回 R1200RT 灯火系
-
R1200RT・R1200ST編
第15回 R1200RT 電装系 その2
-
R1200RT・R1200ST編
第14回 R1200RT ステップ
-
R1200RT・R1200ST編
第13回 R1200RT 外装系 その2
-
R1200RT・R1200ST編
第12回 R1200RT スタンド
-
R1200RT・R1200ST編
第11回 R1200RT シート