第7回 R1200RT サスペンション
今回取り上げるのは、R1200RT と ST である。ここでは装備品が多い R1200RT をメインに、通称 PDI (Pre-Delivery-Inspection:納車前点検) 作業に加えて、新規採用されたメカやディテール、メインテナンス情報をできるだけ分かりやすく解説していく。オーナーおよびオーナー候補の方々も参考にされたい、ディーラーメカニックだけが知り得るニューモデルの細部を紹介していこう。
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フロントのテレレバーサスペンション。Aアームはスチールからアルミ鍛造に変わった。基本構成は GS と同じ。
フロントフォークは旧 RT と同じ直径。なぜか車重の軽いSTより細い。いろいろ試した結果、このサイズが一番マッチングが良かったとの理由。
ショックユニットは、前後ともショウワ製。GS のように WP (ホワイトパワー) 製でないが、オプションの ESA 付きは WP 製との情報あり。フロントは伸び側ダンパーの調整のみでスプリングプリロードは固定式。自動可変式ダンパー採用。
リアのドライブシャフト内蔵パラレバーサスペンション。基本的に GS と同じ。軽量設計に一役かっている。
リアのショックユニット。サスペンショントラベルはフロント 120 ミリ、リア 135 ミリで旧 RT と同じ。
プリロード調整ダイヤルはシートの下に移動。ダンピングはショックユニットのスクリューで無段階調整可能。
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