VIRGIN BMW | K1200S(2004-) 年式別モデルカタログ

K1200S(2004-)

  • 掲載日/2010年01月12日【年式別モデルカタログ】
  • ※表記はメーカー発表の年です  
K1200S(2004-)のモデルカタログ写真

K1200S(2004-)

BMW Motorrad史上最強最速の
メガスポーツ・マシン

INTERMOT 2004において世界デビューし、BMWモーター・スポーツ部門によるF-1からの技術をフィードバックして開発された、BMW Motorrad初の前傾角55度、横置き直列4気筒エンジンを搭載するハイパワー・スポーツ・マシン。ルックスは国産メガスポーツ系に似ていることから既存ユーザーの反応は賛否あったものの、量産市販モデルとしては世界初となる電子調整式サスペンション(工場オプション)や新設計のフロント・デュオレバー・サスペンション・システムの採用、ストック状態で時速300kmオーバーをマークするなど、相変わらずBMWの前衛的なスタンスは健在。次世代Kシリーズのフラッグシップ・モデルとしてそのポジションを確固たるものにする。後にR、GT、R sportといった派生モデルが続々と登場し、K 1300シリーズへと移行していく。より洗練されたABSシステムや人間工学に基づくシートポジション、歴代モデルの美点を継承する低重心設計やドライブシャフトの採用、優れたウィンドプロテクションやタンデム走行、オプションパーツによる充実の積載性能など、ツーリングを目的とした設計も当然のごとく考慮され、最高出力167ps/10,250rpm、最大トルク130Nm/8,250rpmを発揮するBMW Motorrad史上最高のエンジン出力と走行性能を備えながらも、ライダーを選ぶようなことはしない、いかにもBMWらしい設計となっている。アクティブセイフティの技術向上に伴い過激なスポーティさを備えた革新的なKシリーズの登場となる。

価格・スペック

記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
発売時価格(税抜き)
220万5,000円 (High Line)
生産期間
2004~2008年
エンジン形式
4ストローク直列4気筒
バルブ
1気筒4バルブ
総排気量
1,156cc
ボア×ストローク
79×59mm
最高出力
167ps / 10,250rpm
最大トルク
130Nm / 8,250rpm
圧縮比
13.0 : 1
冷却方式
水冷
バルブ駆動
DOHCカムチェーン駆動
気化器
電子制御式燃料噴射(BMS-K)燃料カットオフ機能付
クラッチ
油圧式・湿式多板
ミッション
6速
ギアレシオ
3.931 / 2.872 / 2.268 / 2.006 / 1.783 / 1.582
ファイナルレシオ
2.818 : 1
点火方式
BMS-K
オルタネータ
580W
バッテリー
12V-14Ah(MF)
全長×全幅×全高
2,220×905×1,220mm
ホイールベース
1,571mm(空車時)
シート高
790mm(空車時)
燃料タンク容量
19L(リザーブ容量約4L含む)
車両重量
254kg(満タン、走行可能状態)
最高速度
200km/h以上
燃費(90km/h定速走行時)
21.3km/L
燃費(120km/h定速走行時)
18.2km/L
燃料
無鉛プレミアムガソリン
フレーム
アルミ製ブリッジタイプエンジンをフレームの一部として使用
フロントサスペンション
BMW Motorradデュオレバー(モノショック)センタースプリングストラット
フロントホイールトラベル
115mm
リアサスペンション
BMW Motorradパラレバー(モノショック)アルミキャスト・シングルスイングアーム
リアホイールトラベル
135mm
駆動方式
シャフトドライブ
フロントブレーキ
BMW Motorrad Integral ABS(パーシャリーインテグラル)フローティングダブルディスク4ピストン固定キャリパ
リアブレーキ
BMW Motorrad Integral ABS(パーシャリーインテグラル)シングルディスク2ピストンフローティングキャリパ
ブレーキパッド
焼付メタルパッド/オーガニック
ホイール
アルミキャストホイール
フロントホイール
3.50-17
リアホイール
6.00-17
タイヤ
チューブレス
フロントタイヤ
120/70 ZR17
リアタイヤ
190/55 ZR 17

1200横置きクランク直列4気筒

2004年、これまでのKシリーズに見られた縦置きクランク・エンジンを横にレイアウトした、いわゆる一般的な4気筒エンジンを新開発し、BMW Motorradとしては初の横置きクランク4気筒エンジンが登場した。最大の特徴はシリンダーの前傾角度を55度と極端に寝かせている点で、それによってエンジンの全高は低く、車体のより低い位置に搭載可能となり、フラットツインやこれまでのKシリーズのエンジンでも明らかな “低重心の優位性” を継承することに成功した。エキゾーストの取り出し口がより下を向いていることでエキゾーストパイプの曲率は緩やかになり、排気効率の向上にも貢献している。また吸気ラインはシリンダヘッド上へほぼ垂直に置かれ、インジェクターも非常に小さく、空気の流れはダウンドラフトとなる。2本のカムシャフトを駆動するカムチェーンはエンジン右側に配置され、各シリンダー間のピッチは極めて狭く、エンジン単体のコンパクト化を実現。バルブ挟み角、ピストン、シリンダー、ベアリング、コンロッド、クランクシャフトなど各構成パーツの設計や表面処理、潤滑方式など、この新エンジンの開発にはBMWモーター・スポーツが培ってきたF-1技術がフィードバックされており、その結果として、最高出力167ps/10,250rpm、最大トルク130Nm/8,250rpm、わずか3,000 rpmから最大トルクの70%以上を発生するという、軽量・コンパクト・ハイパワーなエンジンが完成した。その駆動力の伝達にはスポーティなレスポンスと耐久性、メンテナンス性に優れるシャフトドライブ方式を採用する。

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