R1200RT(2005-)
- 掲載日/2010年03月12日【年式別モデルカタログ】
- ※表記はメーカー発表の年です
R1200RT(2005-)
1200ボクサーを搭載してさらに進化した
オンロード・ツアラーの王道マシン
2005年に登場したR1200RTは、R1150RT(2001年) の成功からよりパワーアップした1200ボクサー・エンジン、ライトウェイトなパラレバーシステム、次世代インテグラルABSを搭載し、デザインも一新して完全リニューとなった。手元のスイッチで高さ調整が可能な電動スクリーンやグリップヒーターは標準装備、インテグラルケースは左右で容積64Lもあり、12V電源ソケットなど、ツアラーとしての装備は相変わらず充実。またオプションでは、手元のスイッチでサスペンションのダンピング特性とスプリングプリロードを9つの設定から選べるESA(電子調整式サスペンション)をはじめ、シートヒーター、オンボードコンピューター、ラジオ/オーディオ(CDプレーヤー付)、クルーズコントロールなどが用意される。カテゴリとしては「ラグジュアリー・ツアラー」に分類されるが、実際は「スポーツ・ツアラー」と言って良いほど高いスポーツ性能を持つ。過激な加速は無くとも軽快なフットワークと力強くフラットなトルク特性で、ワインディングでも快速路でも、涼しい顔でスポーツバイクとランデブーすることも。大柄な車体にも関わらず、シートポジションは人間工学に基づく設計により、跨った状態で地面に足を降ろした時の安心感、走行中の車体とのフィット感が向上し、アクティブセイフティに大きく寄与している。燃料タンク上部中心に設置されたステーにはタンクバッグ、リアキャリアにはトップケースを、純正アクセサリーとして追加装備可能。
価格・スペック
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
- 発売時価格(税抜き)
- 222万6000円(ABS+CAT)
- 生産期間
- 2005~2010年
- エンジン形式
- 4ストローク水平対向2気筒
- バルブ
- 1気筒4バルブ
- 総排気量
- 1169cc
- ボア×ストローク
- 101×73mm
- 最高出力
- 110ps / 7,500rpm
- 最大トルク
- 115Nm / 6,000rpm
- 圧縮比
- 12.0 : 1
- 冷却方式
- 空油冷
- バルブ駆動
- SOHCカムチェーン駆動
- 気化器
- 電子制御式燃料噴射(モトロニック)燃料カットオフ機能付
- クラッチ
- 乾式単板
- ミッション
- 6速
- ギアレシオ
- 4.153 / 2.887 / 2.296 / 1.884 / 1.647 / 1.468
- ファイナルレシオ
- 2.615 : 1
- 点火方式
- モトロニックMA2.4
- オルタネータ
- 700W
- バッテリー
- 12V-19Ah
- 全長×全幅×全高
- 2,230×980(ケース装着)×1,430mm(シールド最低)
- ホイールベース
- 1,480mm(空車時)
- シート高
- 780/800mm(空車時)
- 燃料タンク容量
- 27L(リザーブ容量約4L含む)
- 車両重量
- 259kg(走行可能状態)
- 最高速度
- 200km/h以上
- 燃費(90km/h定速走行時)
- 27.8km/L
- 燃費(120km/h定速走行時)
- 20.8km/L
- 燃料
- 無鉛プレミアムガソリン
- フレーム
- 3セクションフレームエンジンとギアボックスをフレームの一部として使用フロントフレームおよびリアフレームを連結
- フロントサスペンション
- BMW Motorradテレレバー(モノショック)センタースプリングストラット
- フロントホイールトラベル
- 120mm
- リアサスペンション
- BMW Motorradパラレバー(モノショック)アルミキャストシングルスイングアームESA(工場オプション)
- リアホイールトラベル
- 135mm
- 駆動方式
- シャフトドライブ
- フロントブレーキ
- EVOブレーキシステムBMW MotorradパーシャリーインテグラルABSフローティングダブルディスク(320mm)4ピストン固定キャリパ
- リアブレーキ
- シングルディスク(265mm)2ピストンフローティングキャリパ
- ブレーキパッド
- 焼結メタルパッド
- ホイール
- 5本ダブルスポークアルミキャストホイール
- フロントホイール
- 3.50-17
- リアホイール
- 5.50-17
- タイヤ
- チューブレス
- フロントタイヤ
- 120/70 ZR 17
- リアタイヤ
- 180/55 ZR 17
1200ボクサー(ヘックスヘッド)
R259系1150ボクサーの次世代エンジン。2004年に登場したR1200GS以降のRシリーズに搭載され、排気量は84ccアップの1169ccとなり、ボクサーエンジンとしては初となる100psを達成。排気量の拡大、出力向上を図りつつも単体重量は3kg軽量化された。バランサーの採用によって振動は最小限に抑えられ、特に低回転域でのスムースさと、全速度域における快適性をもたらし、ボクサーツインの力強さと軽快な吹け上がりを実現している。一見するとシリンダヘッドカバーの形状変更(六角形:ヘックス)にしか見えないが、フレームとのマウント、オイルパイプの取り回しなど、先代とは大きく異なり、すべてが新設計。エンジン幅は先代同様だが、シリンダヘッドとヘッドカバーの形状などによってバンク角は増えている。また、これに組み合わされる燃料供給システムも大幅に進化しており、効率的な燃料供給と高度な制御機能により、燃費の向上はもちろんのこと、ライダーの要求にフレキシブルに応えるエンジンとなった。モデルによって最高出力は100~122psと異なり、キャラクターに適した出力が与えられる。
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