VIRGIN BMW | 右手の操作感を向上させるスロットルケーブルの点検 R1100/1150GS基礎メンテ

右手の操作感を向上させるスロットルケーブルの点検

  • 掲載日／2011年04月23日【R1100/1150GS基礎メンテ】
  • このコンテンツは BMW BIKES Vol.50 掲載の記事を再編集したものです。
    文・写真／ BMW BIKES　　構成 / VIRGIN BMW.com

R1100/1150GS 基礎メンテ【吸気系不調の要因】編

R1100/1150GS基礎メンテの画像

スロットルボディ

同調がうまく合わない、または合わせても調子が悪い場合はスロットルボディ本体を疑ってみる。アイドリング中にボディ裏側へ集中してパーツクリーナーを吹いてみる。
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スロットルバルブシャフト

吹いた時に一瞬不調になったなら、不要なエアを吸っている証拠。裏側のプーリーを外し、スロットルバルブのシャフトを点検する。
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ゴム類の経年劣化

経年変化でシャフトのＯリングが変形していた。この部品は単品では供給されないので、なにか別のＯリングで代用して対応する。
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スロットルポジションセンサー

そうそう壊れる部品ではないが、定期的な点検と基準位置の調整は必要。専用テスターでモニターしながら微調整する。
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スロットルケーブル

アクセルをゆっくり全閉から全開まで回し、ゆっくりと戻す。ケーブル本体に異常があれば、なんとなくザラザラした感触がする。極端な異常がなくても、重く感じはじめたら交換する。いつかは替えるべき部品だ。
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ケーブルの分岐点

これは1100後期型からのケーブルディストリビューター。アクセルやチョークケーブルの引きを左右のスロットルボディに分配する。前期型までは一本のケーブルで左右を繋いでいた。
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ケーブルの摩耗

ケーブルは細いワイヤーを束ねたワイヤーをさらに束ねて作られる。このケースでは最後の1本がかろうじて残っている。いずれにせよある程度の距離を走ったら、消耗部品と割り切って交換したい。目視でチェックできる範囲は少ないし、見えない所に異常があってもわからない。
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ケーブルの交換

こちらは1本切れているだけだが、最初に1本が切れると他のワイヤーに負担がかかるので連鎖的に切れていく。これは車検や定期点検中、距離や手に伝わる感覚から、交換前提で分解中に発見したもの。
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ケーブルライン

フューエルタンクを外した後に極端に調子が悪くなった場合、大抵はこのようにスロットルケーブルがアジャスターの上に引っかかっている。

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