R1200R(2007-)
2007年1月20日より販売開始となった R1200 シリーズ最後発の「ロードスター」。連綿と続く「R」の称号を引き継ぎ、バイク然としたスタンダードなデザインにはBMWならではの機能美が見られる。ASCやインテグラルABS、ESAなどの最新装備に加え、豊富なオプションも魅力。
2007年1月20日より販売開始となった R1200 シリーズ最後発の「ロードスター」。連綿と続く「R」の称号を引き継ぎ、バイク然としたスタンダードなデザインにはBMWならではの機能美が見られる。ASCやインテグラルABS、ESAなどの最新装備に加え、豊富なオプションも魅力。
2008年国内販売開始となった R1200GS は、2004年にブランニュー・デビューした R1200GS がさらに進化した熟成モデル。最大出力や最大トルクに大幅な違いはないものの、新たな電子装備品による機能の充実と、細かな仕様変更による使い勝手向上が図られている。
2004年4月から国内販売開始となった R1200GS は、初代 GS から数えて5世代目となる。新開発ボクサーエンジンを搭載し、排気量は 1,169cc まで増大、100ps を達成した。この GS 以降、Rシリーズは順次 1200 ボクサーへと移行してゆく。
2006年5月に登場した R1200S は、当時 R1200シリーズのスポーツ・カテゴリを埋める唯一の存在であり、R1100S の正統後継機。1200ボクサーの中では最高の出力性能を誇る。BMW の保守的なイメージを覆そうとするメーカーの意図が強く感じられる1台。
1998年に登場した R1100S により、ヨーロッパではフラットツインのワンメイクレースまで行われるようになった。そのレプリカとして登場したボクサーカップレプリカ(2002年式と2004年式)は、多くのボクサーファンを熱狂させるほど、ダイナミックなパフォーマンスを持つ。
R1150 シリーズの熟成されたパーツを多様し、斬新なマスクとボディ・デザインで登場。発売開始された2003年当時、すでにGS、RT、ロードスターが出揃っており、ロックスターはストリート・ユースで威力を発揮する瞬発力と取り扱いやすい動力性能で、ストリート・ファイターのイメージをアピールしたモデルだ。
2005年初頭に登場した、ツアラーモデルとスポーツモデルの“イイトコどり”マシン。RT の快適性にSの運動性能を融合させ、BMW モトラッドの本流であるスポーツ・ツアラー、RS シリーズの正統後継機とも言える存在。独特のスタイリングには好みが分かれるところ。
BMW Motorad のラインナップ中、唯一のクルーザーモデル R1200C のバリエーションモデルとして2002年に登場。フラットツインのエンジンフィーリングに K1200LT 標準装備並みの豊富なオプションを備えた、ゴージャスで圧倒的な存在感を持つメガクルーザー。
モノショック、モノレバー・サスペンションの R100RS や RT のカウルレス・バージョンとして1990年に登場。日本への輸入台数は極めて少なく、モーターサイクル然としたトラディショナルなスタイルは、永く愛用され続けるキャラクターとなっている。
1997年10月に登場した、BMW 初となるアメリカンスタイルを取り入れたクルーザーシリーズの第1号機。続いて派生モデル4機種がラインナップし、呼び名は「R1200C クラシック」となる。1,100ccから1,200ccへボアアップしたクルーザー専用のボクサーエンジンを搭載する。
海外では一般的にラインナップされ、R1100からR1150、R1200クルーザーの下位モデルとして存在していたミドルクラス・モデル。日本では上位モデルの影で選ばれにくいとして、正規輸入されたのはごくわずか。
1995年に発売された R1100RT も、2001年に R1150RT へと世代交代して登場。さらにスポーティなロングツアラーモデルとなった。外観は R1100RT のデザインを踏襲しつつ、ミッションは5速から6速に、最新のブレーキシステム装備など安全マージンが拡げられている。
1976年、量産モデルとしてはモーターサイクル史上初となるフルフェアリング標準装備で登場、世界中のライダーに驚きを与えた。レーサーを意味する RS(レン・シュポルト)の称号が与えられ、旧車ながら現在でもプレミアム・モデルとして人気が高い。
1999年、初代GSから数えて4代目となるR1150GSが登場。R1100GSでその人気に火がつき、基本構成は同じながらも細部に進化が見られる。仕様の変更も多く、後に派生モデルであるR1150GSアドベンチャーの登場、そしてR1200GSとの併売など、とにかく息の長い人気モデル。
1993年に生産され、1994年4月より国内発売となったスタイリッシュなネイキッド・モデル。熟成の域に達したOHVから新世代ボクサーへの移行期に登場し、R1100RSと同時期にラインナップされる。販売期間は短く、生産台数も少ないレアな存在。
1986年に登場したR100RS(モノサスペンション)。1976年に世界のバイクシーンに大きな衝撃を投げ、一時は姿を消したツインサスペンションのR100RSの復刻版。世界中の熱烈なファンからのラブコールに応え、随所に改良が加えられ、見事な進化を遂げて復活した。
1999年に発売された、R1150GSから2年後の2001年発売となった、R1150シリーズ唯一のネイキッドモデル、R1150Rロードスター。当時最先端の技術を投入した、スタイリッシュで存在感のある、ボクサーらしいフィーリングが魅力。
R1100系がR1150系へと移り変わろうとしていた1998年に登場。当時としては唯一のスポーツモデルであり、仕様違いも多く、華やかな印象がある。長距離走行でも苦痛を感じさせず、ツーリングも忘れていないつくりはさすがBMWといったところ。
1984年に登場したシンプルなボクサーツイン。ウィンドプロテクション効果の高いカウルもなく、特別パワフルでもハイスピードツアラーでもないが、軽快な乗り味はR100系と区別される。ビギナーからベテランまで、幅広いファン層を持つ。
1997年、メーカー初となるクルーザーR1200Cシリーズがラインナップし、個性的なルックスで発売とほぼ同時期に公開された映画「007」にも登場。合計5機種をラインナップするも、2003年を最後に生産中止。中古車台数も少ない。
日本におけるR1100系は、1993年3月のRSを皮切りにGS、R、RT、Sという順番でリリースされ、R(ロードスター)の発売は最後発となる1994年11月。メーカーでは1993年から2001年までの間に2万6千台以上を生産したヒットモデルといえる。
1994年春発売。R100GSよりもはるかに巨大な車体と重量でユーザーを驚かせた。しかし大型オフロードバイクとしては比較的足付性が良く、国産からの乗り換えも多かった。発売時から比較的順調な販売で、1998年のBMW75周年記念モデルで人気を博す。
1995年9月発売。約1年前に発売されたRS同様のR259系エンジンを仕様変更し、ABSや25Lガソリンタンク、BMW独自の機構など、一躍ロングツアラーのベンチマークとなった。不人気だった先代のR100RTを凌ぐ爆発的なヒットを記録した。
2002年6月に発売され、ラインナップでは高価格帯に位置していたアドベンチャー。04年の装備追加と仕様変更に伴い価格も車体も増大。本格装備モデルとして注目されたものの、R1100GS以上の大きさと重量でベストセラーとまではいかなかった。