2014 MFJ全日本ロードレース選手権 第3戦『スーパーバイクレースinもてぎ』BMW Motorrad編
- 掲載日/2014年05月30日【トピックス】
- 取材・撮影・文/安藤 正和(Office25)
最終の『ビクトリーコーナー』を立ち上がる酒井選手。
酒井大作選手が自己最高位の7位でフィニッシュ!
寺本幸司選手は練習走行でハイサイド、決勝キャンセル
全日本ロードレース第3戦は、『ツインリンクもてぎ』での開催。ストップアンドゴーで有名なこのコースに電子サスペンション DDC をもって挑んだ寺本選手と『Team Tras 135HP』は、金曜日の練習走行から順調にデータを収集。このまま順調に翌日の予選へと考えた終了間際、第2コーナーでハイサイド&転倒。落ちてきたマシンに接触した寺本選手は、胸を強打し、肺を負傷。ドクターヘリにて搬送されました。肺に血液が溜まるも、意識はハッキリしていて、近日中に退院できるとのことです。
一方、前戦のオートポリス で負傷した『Flex D.R.E.Motorrad39』の酒井選手ですが、こちらも第3コーナーで転倒して、さらに左親指を負傷してしまいます。痛みをおして出場した予選では前戦に続いてトップ 10 トライアルに進出し、8番グリッドを獲得。「オートポリスでは序盤で接触転倒してしまったので、今回は慎重に走りたいと思います」と語った決勝では、言葉どおりの落ち着いたライディングで自己最高位の7位を獲得。年間ランキングも9位へと躍進しました。今回は好成績を収めた酒井選手の画像とともに『スーパーバイクレースinもてぎ』をご紹介します。
フォトTOPICS(写真点数/23枚)
『Flex D.R.E.Motorrad39』 酒井大作選手
「先週行われた事前テストでトップチームの 0.5 秒落ちの好タイムが出ていたので、自信がありました。トップ 10 トライアル進出、予選8位、決勝自己最高位の7位はとてもうれしいです。チームスタッフと S 1000 RR のポテンシャルの高さが好結果の要因だと思います。これからも S 1000 RR とともにレースのおもしろさをみなさんに伝えていきたいと考えています。今日は応援ありがとうございました」
『Flex D.R.E.Motorrad39』 武石伸也選手(今回はアドバイザーとしてチームに帯同)
「ツインリンクもてぎ攻略のポイントはセクション1(最初の区間)です。第1コーナーから第5コーナーにかけた区間を中心にセッティングを進めると、他の区間も速く走ることができ、タイムアップにつながります。今回は、やや過度にセッティングの方向性が偏ってしまったので、話し合って修正しました」
『Flex D.R.E.Motorrad39』 山本隆宏チーフメカニック
「現状ではトップの 5,6 台には届かないと思いますが、その次のセカンドグループでは1番になりたいです」
『Flex D.R.E.Motorrad39』 桜庭健介メカニック
「ライダーとマシンは速いので、メカニックとして力になりたい」
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